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世界はあなたのコレクション

出掛けた場所で見たこと・読んだもの・考えたことを、いつか誰かと共有するために。

木の葉、呪文、恋

9月頃から書こう書こうと思っていたこと。 9月を最後に新宿御苑には行っていません。 そもそも通い出すことにしたのは、生活のリズムを作り出すため、一人でじっくり考える時間を作るため でした。 あれから一年以上が経ちました。年間パスポートを更新する…

希望を模倣する

昨日(18日)久々に新宿御苑に行きました。 そこで何枚か写真を撮ったわけですが、最後はこれでした。 椿がぼたりと落ちている。梅が咲いている。ラストショット。 pic.twitter.com/afJmJuiqaJ— SAW-a-yuki (@swyki) 2015, 3月 18 椿は冬の花、梅は春の花の…

砂漠の井戸

先日、今年初めて新宿御苑を訪れましたが、ブログを書くまでにやや時間が空いてしまいました。なぜなら、率直に言って、それほど豊かな滞在にすることができなかったからです。これなら何も書かない方がいいかな、と躊躇していました。 実りある時間を持てな…

言の葉の

新宿御苑は新海誠監督『言の葉の庭』の舞台としても有名です。この写真は秋月くんと雪野さんが初めて出会った東屋。 ぼくが立ち寄る度にいつも誰かがいるので、これまで写真を撮る機会がありませんでしたが、なぜかこの日は幸いにして人影が無く、こうして写…

秋――。

少し色づいてきた木叢。 たまたま座っていた場所から撮った一枚なのであんまり様子が分からないかもしれませんが、紅葉が新宿御苑にも忍び足でやって来たようです。 今日(11月9日)は酉の市の前夜祭を楽しみに新宿に行く予定があったので、ついでに新宿御苑…

訳す、盗み聞く

(つづき) 新宿御苑の食堂「ゆりのき」で遅い昼食を取りました。 そのあと持参した英書を取り出して、翻訳開始。今月の初め頃から文学の研究書を日本語に訳しているのです。ただ、この10日間程は他の予定が押しており、毎日1頁だけしか訳せません。というか…

再び新宿御苑

色々あって、新宿御苑に行くことになりました。およそ2ヶ月ぶり。 ここのところ資料集めに奔走しており、その煽りで朝から不機嫌だったぼくは、出先からの帰宅途中、新宿御苑に立ち寄ることにしました。 前回行ったのは、どうやら8月30日らしいです。 以前ぼ…

想像せよ、と彼は言う。

土曜日の新宿御苑。 曇ったり晴れ間が出たりと忙しい空の下、いつもの休憩所に腰を落ちつけて本を読み始めました。間もなくすると、すぐ近くの席に初老の夫婦が並んで座るのが視界に入りました。見覚えがある、とすぐに閃きました。たしか2-3週間前にも同じ…

炎暑の記憶

きのう(8月20日)新宿御苑に行って来たのですが、3回目にして既に面倒臭くなり始めました…。第一、暑過ぎる。35度の猛暑の最中に必須の用件もないのにたらたら出歩くのがめんどい。 けれども、この炎暑を記憶しよう、と思い定めて新宿まで出向き、サウナの…

黒の中の緑、たとえ

「世界の万物はメタファーだ。(…)僕らはメタファーという装置をとおしてアイロニーを受け入れる」(『海辺のカフカ』) 『海辺のカフカ』の登場人物(大島さん)は「世界の万物はメタファーだ」をゲーテの言葉だとしています。いまネットで少しばかり検索…

焦点と構図

(つづき) これまでぼくは写真を撮ったことがあまりなくて(ほとんどないと言ってもいいくらい)、どこかへ旅行に出かけたとしても、一枚も撮影しないまま帰宅することが珍しくありません(と言うよりそれが常態)。 それは写真に興味がないからでは決して…

大温室、小説の言葉

(つづき) 8月18日から約一ヶ月間、新宿御苑内にある「大温室」が閉鎖されるとのことなので、中を覗いてきました。 結論から言えば、想像していたより楽しめました。 第一に、展示されている(という表現に我ながら違和感があるものの)植物の巨大さに圧倒…

赤い花

今月2回目の新宿御苑に行って参りました。 前回に比べれば今日はそれほど暑くないためか(というより先週が暑過ぎた)、それとも今ちょうどお盆休みの時期だからか、いずれにしろ今日は人が多かったです。 レストランの中も先週より賑わっていましたが、幸い…

家のない人と猫、星の付く名前

(前回のつづき) 8月6日はとても暑い日でした。 けれどぼくが本を読んでいた休憩所には屋根があり、屋根は日射しを遮っていました。そして壁はないので時折り風が吹き抜けてゆきます。ページが捲られるのを防ぐために常に片手で本を押さえていなければなり…

似ているもの、喩えること

(前回のつづき) 板張りの床を這う蔦は、子どもが畳に寝そべっているみたいに見えました。 初めての物事に遭遇するとき、これはあれに似ていると思うことがあります。例えばAさんを紹介してもらったら、このAさんは小島よしおに似ているなと思ったりしま…

さんざめく葉叢、読むという経験

(前回のつづき) 落ち着いて本を読める場所を探して歩き回ったところ、広々とした休憩所が目の前に現れたので、そこの椅子に腰かけ、柴崎友香の『寝ても覚めても』という小説をバッグから取り出し、早速読み始めました。 しばらく読んだところで顔を上げ、…

柔らかい感じの文章、過ぎ去るところ

きのう新宿御苑に行ってきました。これから毎週通おうと思っていて、昨日が初日でした。8月6日。 なお瑣末なことですが、最初ぼくは「きのう」と書き、次いで「昨日」と書きました。これは変換ミスではなく、自分なりのちょっとした拘りです。漢字が何文字も…