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水中では息を吐き過ぎない方がいい

ついに今日、泳ぎに行ってきました。近くのスポーツセンターへ。前々からこのことは計画していたので、「ついに」今日それが果たされたのです。

1時間分のチケットを買い、水着に着替えて泳ぎ始めました。

正直言ってしんどかったです。25メートルを一往復しただけで、はあはあと呼吸が乱れました。しかもかなりゆっくり泳いだのに。たったの50メートルでこれだけ疲弊してしまうとは、予想していたとはいえ、ちょっとがっかりです。行きは平泳ぎ、帰りはクロール、いずれにしろフォームを意識しながら、監視員に泳ぎをチェックされているようなつもりになって慎重に手足を動かしました(身体を動かしたと言うのは違和感があって、というのもぼくの意識の先の中心にあったのは手足の動きでしたから)。

それから何度も25メートルプールを往復して、その間に二度ほど水からあがって休憩しました。そうしなければならないほど肉体が疲れ切っているのを感じました。この体力ではクロールは保たないので、ほとんど平泳ぎに徹していました。

泳ぎながら不思議なことを考えました。息を吸えるときに息は吸わなければいけない。水中では息を吐き過ぎない方がいい。

どちらも至極当たり前のことなのですが、それが何かのアレゴリーのような形を取っていることが我ながら少し可笑しくて、またこの頃は何でも敷衍してしまう癖が付いてしまっているのかな、と自分を警戒したくもなりました。

結局プールには1時間もいませんでした。初日から無理しても仕様がないし、体力もあまり残されていなかったので、いい加減なところで切り上げて外に出ました。

着替えて蜜柑ジュースを飲み、すぐにスポーツセンターを後にしました。ぼくはこれからこのスポーツセンターにときどき通うつもりです。しかしこんなにへとへとに疲れてしまうとは意外でした。もっと心地よい疲労感が得られると予想していたのに。正直言って通うのは嫌だな、と思いました。

そこで、スイミング以外のスポーツにも取り組もうと考え始めました。他のスポーツをすることで、スイミングの役割を減らそうという魂胆です。ランニングが真っ先に思い浮かびました。元々ぼくは陸上部なので、走るのが好きです。近所にちょうどよい大きさの公園もあるし、そこでときどきランニングすることにしようかな――そんな計画を立てています。更に本音を言えば、サイクリングもしたいのですが、しかし家の近くには適切な環境がなく、わざわざ遠出するのも億劫なので、これは少なくとも当面は見送ることになりそうです。

ランニングシューズやスポーツウェアを購入すれば、「もったいないから」という理由で後に引けなくなり走らざるを得なくなりそうですので、折を見てランニングに必要な一式を買い揃えようと思っています(とはいえ靴とジャージ程度ですね)。

そんなわけで、少年時代のように、これからのぼくはスポーツに熱を入れようと思っています。