世界はあなたのコレクション

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文学フリマ

で、本題です。

11月24日に東京流通センターで催される「文学フリマ」にちょっとだけ参加することになりました。下の二つの出店サークルの出版物に寄稿させていただいています。

・アマチュアで妥協

アマチュアで妥協@第十九回文学フリマB-05 - 文学フリマWebカタログ+エントリー

・Shiny Books


Shiny Books@第十九回文学フリマA-35〜36 - 文学フリマWebカタログ+エントリー

一つ目のサークル「アマチュアで妥協」では、文学の新人賞にけっこういいところまで残ったものの落選してしまった4人の小説を集めた作品集『らくせん』を販売します。ぼくは小説ではなく、解題的なものを書かせてもらいました。たぶんかなり分厚い本になると思いますし、内容的にも読み応えがあります。

『チビ男子』『純潔』『新しい明日への讃歌』『ヒア・ゼア・エブリウェア』という4作品が収められています。それぞれ個性が違うので、お気に入りの一作を見つけるつもりで読まれてもいいと思います。もちろん全部気に入っていただけるとうれしいです。

ぼくの巻末の文章は、かなりガチなやつです。クランチやツイッターやこのブログでしかぼくのことを知らない人たち(ほぼ全員だと思いますが)にとっては、けっこう意外に感じられるかもしれません。あと、ちょっと素性が割れるようなことも書いてしまってます。

さて、二つ目のサークル「Shiny Books」では、リトルプレス『アヴァンギャルドでいこうvol.2』と小説『黒い水 青白い光』に寄稿させていただいています。

前者には、amazarashiのMV『性善説』を観て自分なりに分析したことを書いています。MV(ミュージック・ビデオ)について書いた感想を活字にした経験はこれまでないので、ちょっと緊張しています。文学について書いたものを発表する際も緊張しますが、違う緊張感があります。

後者には、表題作の小説の解題を書かせていただきました。実はこれ、一年近く前にクランチマガジンというサイトにアップして、後に『CRUNCH BEST 2013』に掲載された文章が基になっていますので、今回が初出というわけではありません。ただし、今回のために大幅に書き改めたので、ひょっとしたら読後の印象は異なるかもしれません。

というわけで、二つのサークルに三つの文章を寄稿させていただいたことになります。ちなみに、これは文学フリマとは無関係ですが、これらの他にもあと二本の原稿を今月中に別々の媒体に寄稿することになっています(内一本は完成済みですが未送付)。あと、前にこのブログに書いた通り、自分で勝手に翻訳を進めています(まだ全体の6分の1も訳せていませんが)。

しかし、そのいずれもが金銭に直接結びつかないという状況です。まあ、何とかなるように戦略を練ってゆきたいと考えていますが、ぼくは書くのが好きだし、暇人なので、適当にやっていきます。

あくせくするより遊び心を大事にしたいです。っていうようなことを北大路魯山人もたぶん書いていました。あ、11月24日の文フリ会場には足を運ぶつもりです。上記二つのサークルにちょっかいを出していると思いますので、見かけたらよろしくお願いします。身長は178センチくらいです。